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希望の源泉・池田思想

── 『法華経の智慧』を読む④

佐藤優

人間主義の思想書『法華経の智慧』(池田大作著)をベースに、世界宗教の条件を考察するシリーズの続刊。第4巻は、法華経の「従地涌出品」「如来寿量品」の考察を収録。「生も歓喜、死も歓喜」の死生観、新型コロナウイルスとの戦いと「十界論」などをテーマに、多様な視点から、世界宗教化への飛躍を期す創価学会の思想に迫る。月刊『第三文明』好評連載の2019年8月号分から、2020年7月号分までを書籍化。

希望の源泉・池田思想
書籍
定価:
1,320円(税込)
ISBN:
978-4-476-03403-5
体裁:
四六判ソフトカバー
ページ数:
240ページ
発刊日:
2022年3月10日
在庫状況:
在庫あり
電子書籍
参考価格:
990円(税込)
発売日:
2022年3月10日

【目次】
まえがき
1 戸田会長「獄中の悟達」の重要な意義
2 生命論の観点から寿量品の意義を解き明かす
3 「生も歓喜、死も歓喜」に込められた思い
4 「久遠の仏」と「永遠の今」
5 宗教者にとっての「使命の自覚」の重要性
6 寿量品の「発迹顕本」を池田思想から捉え直す
7 「人」と「法」の視座から論じる仏法の本質
8 「人間主義」が21世紀の世界に果たす役割
9 〝生命の奥底にある宇宙〟と向き合う
10 刹那主義の荒波に抗する〝思想の防波堤〟
11 新型コロナウイルスとの戦いと「修羅界」
12 コロナ禍が浮き彫りにした「天界」の脆さ
索引

【著者プロフィール】
佐藤優(さとう・まさる) 1960年、東京都生まれ。作家。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務し、主任分析官として活躍。著書に『自壊する帝国』(新潮文庫)、『国家の罠』(新潮文庫)、『国家の攻防/興亡』(角川新書)、『国家のエゴ』(朝日新書)、『創価学会と平和主義』(朝日新書)、『佐藤優の「公明党」論』(第三文明社)、『北東アジア市民圏構想』(金惠京との共著/第三文明社)、『この社会の歪みと希望』(雨宮処凛との共著/第三文明社)、『ゼロからわかるキリスト教』(新潮社)、『世界観』(小学館新書)など。第10回安吾賞、『十五の夏』(上下巻/幻冬舎)で第8回梅棹忠夫・山と探検文学賞、第68回菊池寛賞を受賞。

『法華経の智慧』を読む

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