佐藤優 著
佐藤優が池田大作著『法華経の智慧』を読み解く好評シリーズが、ついに完結! 著者が〝危機の時代の羅針盤〟と高く評価する大著『法華経の智慧』をベースに、国内外の時事的問題に触れつつ、〝池田思想〟について考察するシリーズの第8巻。月刊『第三文明』2023年8月号以降の連載21回分を書籍化。巻末に、約9年に及んだ連載の歩みを振り返る「『希望の源泉・池田思想』クロニクル」を収録。
【目次】 まえがき 1 三代会長に受け継がれた、果敢な折伏精神 2 「菩薩」のイメージを一新した創価学会 3 「無宗教国家・日本の悲劇」と戦う創価学会 4 桜梅桃李の菩薩像が表現された薬王品 5 「妙音」対「哀音」──二つの文化潮流の戦い 6 「観音品」から真の優しさを考える 7 リーダー論として読み解く「観音品」 8 一人一人を自立させていく信仰 9 「罰論」の現代的意義について 10 信仰で結ばれた「家族の絆」を語る 11 普賢菩薩に学ぶ「励ましの力」の偉大さ 12 「生も歓喜」「死も歓喜」という法華経の生死観 13 『法華経の智慧』は危機の時代の羅針盤 「希望の源泉・池田思想」クロニクル 索引 【著者略歴】 佐藤優(さとう・まさる) 1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務し、主任分析官として活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月執行猶予付有罪確定。13年6月執行猶予満了し、刑の言い渡しが効力を失った。著書に、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『自壊する帝国』(新潮文庫)、毎日出版文化賞特別賞を受賞した『国家の罠』(新潮文庫)、『宗教改革の物語』(角川ソフィア文庫)、『池田大作研究』(朝日新聞出版)、『創価学会を語る』(松岡幹夫との共著/第三文明社)、『佐藤優の「公明党」論』(第三文明社)など多数。第10回安吾賞、第68回菊池寛賞、第8回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。