夏井いつき 著
俳人・夏井いつきが、季語を提示して募集した読者の投句を批評しながら、俳句づくりのイロハから伝授。さらに、超初心者2人「くじら」と「水流(つる)」の成長の軌跡をコラムで紹介。多くの人に俳句の楽しさを知ってもらう「俳句の種まき運動」を展開する著者が、「俳句は筋トレと同じで、続けていけばいくほど間違いなく筋力はついていきます。それを『俳筋力』と呼んでいますが、身についた筋肉は人を裏切りません。『継続は力なり』とは、まさに俳句修業そのものを言い表す言葉です」とのコンセプトで、投句者の作品を「学びの材料」に。読み進むうちに、自然と俳句への理解が進み、ノウハウが身につく。教育誌『灯台』好評連載の書籍化。
【目次】 はじめに Step1 俳句の基本の"基" Step2 「オリジナリティ」と「リアリティ」 Step3 「取り合わせ」と「一物仕立て」 Step4 季語を信じる Step5 映像を切り取る Step6 まだまだ続く俳句修業 Talk Session くじらと水流の成長物語 あとがき 【著者プロフィール】 夏井いつき(なつい・いつき) 1957年生まれ。愛媛県松山市在住。俳句集団「いつき組」組長。藍生俳句会会員。第8回俳壇賞受賞。俳句甲子園の創設にも携わる。松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」等選者。2015年より初代俳都松山大使。2021年日本放送協会放送文化賞受賞。句集『伊月集 鶴』『夏井いつきのおウチde俳句』『夏井いつき、俳句を旅する』など著書多数。