中上健次
1979年から92年まで、逝去直前の病床での応答を含む、雑誌や新聞に発表された談話6編とインタビュー12編を収録。聞き手は筑紫哲也、つかこうへい、三浦雅士、富岡隆夫、渡部直己の各氏ほか。
〔目次〕 ●対談 宗教と労働 ふるさと私考 なぜ『紀伊物語』なのか 坂口安吾・南からの光 ペーパーマネーを俺は信じない 「熊野大学」構想を語る ●インタビュー ジャズから文学へ、文学からジャズへ 小野好恵 路地と神話的世界の光学――「地の果て 至上の時」を中心に 高橋敏夫 『物語ソウル』と韓国 脇地炯 小説の可能性と南方的想像力 筑紫哲也 日本を根こそぎ否定する つかこうへい 果てしなきゾーン=ボーダー 絓秀実 永山則夫の存在を否定した文学者たち 「月刊TIMES」編集部 発熱するアジア 富岡隆夫 夏芙蓉と金色の烏 藤森益弘 日本語のダイナミズム 夏石番矢 世界のなかの日本文学 三浦雅士 シジフォスのように病と戯れて 渡部直己 【聞き手紹介】 【初出一覧】 ◇――――――――――――◇ 『中上健次発言集成』全6巻 第1巻 対談Ⅰ 第2巻 対談Ⅱ 第3巻 対談Ⅲ 第4巻 対談Ⅳ 第5巻 談話/インタビュー 第6巻 座談/講演 ◇――――――――――――◇