牧口常三郎 戸田城聖/補訂
レグルス文庫
『創価教育学体系』の中心思想である「価値論」を、生活指導の原理として補訂し、世に問う。 牧口常三郎の『価値論』は、カント哲学の流れを汲む、従来の「真・善・美」の枠組みを根本から見直し、「真理は価値ではなく認識の対象である」と明示。独自の価値体系「美・利・善」を打ち立て、最高の価値を「大善」に位置づける。価値は人間の生命と対象との関係から創造されるとし、人生の目的を「価値の創造=幸福の追求」と捉える、実践的人間哲学の書。
目次 第一章 緒論=価値と社会科学 第二章 真理と価値=認識と評価 第三章 認識論 第四章 価値論 第五章 価値の系統 第六章 生活指導原理としての価値論