新連載対談 希望の教育 平和の行進
 ーー キング博士の夢とともに
 第1回 公民権運動の歴史と精神

 池田大作(創価学会インタナショナル会長)
 ×ビンセント・ハーディング(歴史学者)

池田 偉大なる人権の闘士であり、慈愛の教育者であり、そしてアメリカを代表する社会歴史学の大家であるハーディング博士!
 21世紀の焦点である「人権」と「平和」と「教育」をめぐる対話を開始することができ、心から光栄に思っております。
 ハーディング博士は、マーチン・ルーサーキング博士が心から信頼した友人であり、公民権運動を共に戦われた盟友でもあられます。
 キング博士との思い出やエピソードなども交えながら、人権闘争で鍛え上げた、信念と行動の哲学を、これからの青年のために大いに語っていただきたい。
 そして、平和な地球社会の創造のために、我々は何をなすべきなのか ーー 今後の人類の歩むべき道を、共に思索し、探究してまいりたいと思います。

ハーディング 私は今、こうしてキング博士の生涯とともに、私自身の人生を見つめるチャンスをいただきました。
 私が、この対談の機会を、どれほど感謝しているか、言い尽くせない思いです。
 私の娘も、友人たちも、この対談をしっかりやり遂げるよう、勧めてくれています(笑)。

池田 大いに語り合いましょう!
 キング博士の言葉には、こうあります。
「人間は、各自の狭い、個人的な関心事という枠を超えて、より広い全人類の関心事に心を向けたとき、初めてこの世に生きていると言える」  人間、誰が偉いのか——。それは地位のある人でも、有名人でもない。
 「人間の権利」のため、虐げられた民衆の「幸福」のために、自分を犠牲にして戦った人が最も偉大なのです。
 ゆえに、人間の権利と自由のために、生命を懸けて戦い抜いてこられたキング博士、ハーディング博士をはじめ、多くの偉大な人道の闘士、そして勇敢なる市民の方々を、私は最大に尊敬します。

(P.60 一部抜粋)